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社員インタビュー
駐在員
Y.I

タイ現地法人駐在
(2003年新卒入社)

―私のやりがい

商社としての役割を超えていく

スタッフとのミーティング
「商社の人間は輸出入ばかりやっている。」
商社のイメージは、未だに輸出入業者に結びつけられがちです。しかし、野村事務所ではタイにおいて、国内最大手のプラスチック製造メーカーとの合弁会社によるビジネス展開も進めています。業務の中心は、新規製品開発や受注生産に向けたお客様とのヒアリング、在庫管理、日本本国側のエンドユーザーとの納期・費用の管理や調整など、多岐にわたっています。通常の商社機能が注文や受発注管理、貿易実務に徹するのに対し、私の業務は合弁会社がメーカーであるため、新規製品や商材に関する提案や技術的な商談にも深く関わっています。商社の担当者でありながら、メーカーとしての課題に挑戦する場面もあり、国内最大手企業のカルチャーとの融合には独自の難しさを感じます。それでも、商社の役割だけでは成し遂げられないこと、野村事務所としての立場からでは成しえない多くの関係者を巻き込み、大規模なプロジェクトを推進できることは、何にも代えがたい充実感と経験の深まりにつながっています。

―これから目指すこと

サステナブルな組織をつくる

住まいのあるシラチャの風景
現在、私が所属しているタイ現地法人(Yoshino Moong Pattana)は、国内大手企業からの出向者と野村事務所出向者で構成されています。特に、野村事務所からの出向者は、経験豊富なベテラン社員たちによって一貫して支えられてきました。この組織は、野村事務所に属しながらも大規模な組織、重要な工場、大手企業の一員として”同僚”となり、共に働ける貴重な機会です。ここで成長することは、他にはない経験であり、私自身がこの環境で感じているやりがいと楽しさは計り知れません。
しかし、これからは経験者やベテランだけでなく、野村事務所の未来を担っていく後継が現れる組織や場所へと変化していくことを、私自身願っています。後任者や後輩の育成を積極的に行い、持続可能な事業拠点を築くことが、野村事務所の全体的な事業成長につながると確信しています。もちろん、私が個人的にアクセルを踏み続けて、後輩が入りにくい状況になることは避けるよう心掛けています。
このような環境を活かし、未来への課題を適切に捉え、タイのビジネスではメーカーとしての側面を持ちながら、商社としての機能を超越し、野村事務所自体がサステナブルな企業・組織として発展するために力を注いでいます。

―野村事務所の魅力

野村イズムと自由と責任

現地小学生との交流場面
野村イズムの中で、「個々人が自発的に動き、自由な風土の中で、伸び伸びと働いていこう。」という理念を感じています。社長もよく口にされる言葉である『人と違うことをしよう』は、会社全体の文化として根付いており、「まずはやってみよう」という姿勢が鮮明に表れています。挙手して主体的に取り組んだ人が仕事を任せてもらえる文化が、最近では一層醸成されていると感じます。もちろん、その積極性には責任と熱意が伴うものと理解していますが、主体的に行動できる人にとっては魅力的な環境であると考えています。
私も野村事務所やタイでの経験を通じて、コミュニケーションスキルを活かし、新しい領域に挑戦したいと考えています。新たな挑戦にはリスクがつきものですが、そのリスクがあるからこそ成長や楽しさが生まれると信じています。自らの熱意を持ち、主体的に行動すること。野村事務所では、この「自由と責任」という風土が私たちを後押しし、成長へと導いてくれています。