プラスチック事業部は、株式会社吉野工業所との合弁会社、 Yoshino Moong Pattana(Thailand) Co.,Ltd.をタイ国に設立し、製品輸出入販売や、材料調達などの運営業務を行っております。

アドバンスサイエンス事業部は、医農薬、パーソナルケア、電子材料、ポリマー分野の先端産業を支える高機能商材、また、産業の基礎となる各種工業用有機・無機材料など、幅広い商材の取り扱いを積極的に行なっております。

ヘルスサイエンス事業部は、社会に貢献すべく人の健康に関連する商材を取り扱っています。医学・生物学・創薬研究には欠かせない、実験動物界をリードする動物実験のトータルサプライヤーである日本クレアの代理店として、国内はもとより、タイの合弁会社「Nomura Siam International Co., Ltd.」から、東南アジアをはじめアジア諸国に商品、サービスを提供しております。タイでは、日本クレアとの合弁会社「M-CLEA Biosource Co., Ltd.」にて生産した実験動物をアジア諸国へ供給しております。また、従来から行っている、医薬、ヘルスケア分野に使用される各種特殊化学品の輸入に加え、食の品質管理用分析機器、近年問題となっている介護等の分野にも積極的に参入を計画しております。

新規事業開発部は、今後10年や20年を見据え、新たな事業の創出を目指して2023年3月に設置されました。注力していく分野としては、脱炭素・循環型社会の実現と、人々の生活の質（QOL）向上です。環境対応分野では、カーボンニュートラルの実現に向け、SAF（Sustainable Aviation Fuel：再生可能なジェット燃料）の原料である非可食油の供給体制を整える取り組みを行っています。2030年には、SAFがなければ航空機の運航が難しくなるという世界の実情を踏まえ、当社も積極的な取り組みを加速させています。地球環境への負荷を軽減する分野では、ペットボトルのリサイクル事業などに支援を行っています。また、AI活用技術などの先端技術分野では、これまで人間によって行われてきた食品の官能評価をAIによって可視化する技術を紹介しています。QOL向上の観点からは、センサー技術などを活用して、健康管理や生活の利便性向上に貢献する商品の開発に注力しています。今後も、より良い社会の実現に向けて努力を続けて参ります。